校長挨拶

 北海道岩見沢高等養護学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

 本校は、昭和56年4月、高等部のみを設置する肢体不自由の高等養護学校として開校し、44年目を迎えます。現在に至っても、北海道内唯一の高等部単置の肢体不自由教育校であり、今年度は15名の新入生を迎え、全校生徒52名でスタートします。

 普通科と専門学科(工業科、商業科、生活科学科)の4つの学科を設置し、高等学校に準じた教科学習を基本としながら、自立活動の指導も加えた教育課程を編成し教育活動を行っています。また、全道各地から入学してくる生徒のために寄宿舎を設置して生活指導等を行っております。

 今年度は、重点教育目標として「自立した社会参加に向け、一人一人の意欲と可能性を引き出し、新しい時代を生きていくための資質と能力を育てる」と掲げました。
  <高等学校に準じた教育を行い学力を身につける学校>   <障がいによる困難や課題を改善する学校>

を両軸とした教育活動の展開を図ることに努めております。 具体的には、一人一人の育成すべき資質・能力をふまえ卒業後に生活に結びつく教科指導の充実、将来のライフスタイルを見据えたセルフケアの力などを育む自立活動の指導の充実、寄宿舎生活を通した自立的に必要な力や社会性を育てる生活指導等の充実、4つの学科の専門性を生かし生徒の学習意欲を高め自己実現をめざす教育の推進、多様な進路や働き方を実現させるためのキャリア教育の推進について力を入れて取り組んでおります。また、生徒会活動や外局、部活動、舎生会活動なども、生徒達の主体性を生かしながら積極的な取組を進めています。

 本校で高校生活を送りこれまで社会に巣立った卒業生は、優に1000名を超え、その活躍は多方面かつ多岐にわたっています。社会の変化や技術革新がめざましい時代において、自分らしさを磨くとともに本校での学びと培った力を足がかりとして、一人一人が社会参加を果たし豊かな人生を紡いでいくことは、教職員一同の願いでもあり、今後も一丸となって取り組んでいく所存です。

 保護者の皆様をはじめ、関係機関や地域の皆様の変わらぬご理解とご協力を今後とも何とぞよろしくお願いいたします。


 本ホームページでは、生徒達が活躍する姿をはじめ本校のさまざまな教育活動の取組を掲載してまいりますので、ぜひお立ち寄りいただければ幸いです。

      令和6年4月  校 長   櫻 田 なおみ

  

***地域の方が活けてくださいました。

   入学と進級を祝し、桜と紅白の花々です。

    いつも彩りをありがとうございます。***